どうも!!現役医学生勉強アドバイザーのおGちゃんです!
今回は、かつて有名になった、「二位ではダメなんですか?」という言葉について考えていきます。
それではいってみよーε=┌(;・∀・)┘
二位ではダメな理由

政治家が放った言葉
「二位じゃダメなんですか?」
という言葉は、2009年、国会の蓮舫議員が、事業仕分けの最中に放った言葉です。
この言葉は、あらゆるマスメディアで、当時は独り歩きし、あらゆる誤解が生じた言葉でもあります。
まあ、そこら辺の詳細は以下↓で確認して貰うとして、
全文読め!蓮舫議員の二位じゃだめなんでしょうか?は正しい指摘だった件について - ぺぷしのーげん
今回は、政治とは全く関係なく、この言葉を掘り下げて行きたいと思います。
入学試験に順位の概念は必要ない
さて、「二位ではダメ」とか言っておきながら唐突ですが、皆さんの受ける入学試験において、順位というのは意味を持つのでしょうか?模試なんかの順位は、皆さんも気になりますよね?
ですが、正直にいって「入学試験」において、順位は
「全く意味を持たない」
です。

なぜか。それは、入学試験ではボーダーラインよりも上に行けばいいだけだから。1位であろうが、15位であろうが、規定の人数の中に入っていれば、合格することができます。
ですから、「入学試験」という枠の中に限っては、高い順位を狙うことは得策ではありません。順位を上げることに没頭してしまうと、本来の目的である、「大学合格」には遠回りをしてしまう可能性があります。
したがって、試験本番にあなたがすべき行動は、合格最低点に少しでも自分の点数を近づけて、その壁を越える努力をすることです。最低点さえ越えれば、極論どう失敗したっていいわけですから(笑)。
しかし、普段の生活では...
しかし、これが普段の勉強、特に高校での定期試験や、予備校での模試になると、話はがらりと変わってきます。
本番ではない試験においては、入学試験のように追い込まれた場合に比べ、比較的余裕があります。したがって、その余裕のせいで、無駄に普段の勉強がダレてしまう可能性があります。実際、こんな偉そうなことを言っている私も、受験生時代はだれることが多かったですし、皆さんも、やるならメリハリをつけて勉強したいと思ってらっしゃるでしょう。
実はこのように、普段の勉強がダレないようにするためには、本番でない試験において、高い順位を取ることを目標とする、ということが必須となって来るんです。
例えば、
クラスで10位以内に入る
や
全国でで10番以内に入る
といった具合です。
順位付けの意味
元来、模試や試験それ自体にはなんの意味もありません。あなたがどれだけできているか?を見てくれる客観的なツールであるはずです。
そこに、順位付けを行うとどうなるか?無意味なものに順位付けをすることで、あらたな価値が生み出されます。
あなたが
「点を取れる人」
なのか
「点を取れない人」
なのかを判別できる
といったような価値です。
砕いて言うなら、
あなたが
「全体でどれだけ勉強してきたのか」
を順位という
「数字」
で判断できるようになるんですね。
このように、新たな価値が生み出される、というところが、順位付けの意味であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
そして、私たち人間はこの価値付けを、自身の絶対的な価値である、とみなす傾向にあるのです。これじゃあ分かりにくいので、簡単に言うと、「数字で自分の価値を決めてしまいがち」なのです。
例えて言うなら、「あなたは東大に99%受かります」といわれれば、自分の価値は上がったと考えるし、「あなたが受かる確率は1%もありません」といわれれば、自分を否定的に見ざるを得ないのです。
特性を逆手にとれ
では、私たちが「数字」に弱いという特性を持っているのなら、その性質を逆手にとってみてはどうでしょうか?
そうです。逆に順位という「数字」にこだわってみるのです。この時に注意してほしいのは、「低い順位をとったときでも気にしない」ことです。気にしてしまえば、その場でアウト。落ち込めば、なかなか復帰には時間がかかります。
自信をつけるにはこちら↓をお読みください。
「常に上位を目指せ。」
これは、おGちゃんがお世話になった塾の、恩師からの言葉です。最初、おGちゃんはこの言葉の意味がわかりませんでした。
「常に上位なんて無理やんか(`Δ´)」
「上は賢すぎてついていけない」
と、言い訳ばかりしていました。
でも、受験勉強をしていくうちにだんだんとその意味が解るようになってきました。下を向き、自分の下ばかり眺めていると、気分はもちろんいい感じです(笑)。でも、そこで自分の成長はストップしてしまう。
つまり、それ以上、上にはいけなくなってしまう。しかし、しんどいところでグッと上を向き、上位を意識してみるとどうでしょう?
「まだできることはある」
「なんとかなる」
と思えるようになるはずです。

だって、あなたより上にいる人は、あなたより確実に努力をしているわけですから。(時折天才がいますが...)努力でなんとかできる、と思えるようになります。
一位を目指せ
たらたらと語ってきましたが、
結局のところ結論は
「一位を目指せ」
というところに落ち着きます。
最初は小さな一位でいいです。友達三人の中での一位。塾のクラスでの一位。
それを次第に大きな範囲へと広げていってみてください。学年で一位、地域で一位、学区で一位、都道府県で一位、といった感じです。(上にいくほど達成が難しいのは当たり前ですが)
馬鹿馬鹿しい。そんなの無駄だ。と思うかもしれません。しかし、全てにおいてうまくいく必要はありません。大切なのはあなたの意識です。上へ上へと向かっていく意識です。上を向き、向上を追い求めていれば、無理難題に見えるようなことも、いつしか自分の目前に迫って見えるようになるはずです。
そして上を目指している最中も、常にフィードバックをし続けてください。どんな些細なことでもいいです。それがあなたを上に押し上げてくれる力になります。
今回は、「二位ではダメな理由」についてお伝えしてきました。
気になったこと、疑問に思ったことはお気軽にお問い合わせください。
以上
おGちゃんでした
ではでは(^^)d