【攻略】東邦大学医学部~徹底解剖~ 〈2020年度最新版〉

医学部受験

この記事を読めばこんなことが分かります。

東邦大学医学部はどれだけ難しいのか?

東邦大学医学部の学費はどれくらい高いのか?

東邦大学医学部に入ると、どんなキャンパスライフが待っているのか?

東邦大学医学部の入試をどうやって突破するか?

東京都大田区のJR大森、蒲田駅からほど近いところにキャンパスを構える東邦大学医学部。

自然科学系の総合大学である東邦大学の中で、抜きんでて優秀な学部の一つでもあります。

首都圏における医学部受験では、日大医学部、昭和大医学部と肩を並べるほどの知名度ですが、特徴的なカリキュラムと教育方法を持っており、これを知っておくだけでも面接対策や、志望動機に結び付きます。

そして、入学試験の形式も特徴的ですから、この特徴を知るか知らないかは大きな違い。

東邦大学医学部を詳しくかつ最高に分かり易く、現役医学生の視点から徹底解剖していきます。

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東邦大学医学部はざっくりこんな大学

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東邦大学医学部を知るためには歴史が必須。

ということでまずは、東邦大学医学部の歴史を少しご紹介。

自然科学および生命科学系の総合大学で、旧設八医科大学の一つ。

旧制「帝国女子医学専門学校」として創立された流れから、全学生に占める女子学生の割合が高く、全学生の4分の3が通う習志野キャンパスでは過半数が女子学生である。

東邦大学 – Wikipediaより引用

とのことです。

上にも書かれている通り、東邦大学医学部は旧八医科大学の一つに数えられる名門大学です。1925年に設立された、帝国女子医学専門学校を起源としており、2020年現在、すでに95年の歴史を持っていることになります。

日本の私立医学部の中ではかなり長い歴史を持ち、旧設の医科大学であることから、なかなかの名門校であると言えそうです。

また、他にも4つの医療系学部を保有しており、自然科学系の総合大学となっています。

東邦大学医学部の特徴

東邦大学医学部の正門。正面に見えるのは医学部1号館。おしゃれなつくりである。

全学に占める女子の割合が高い

集合している人たちのイラスト(私服の若者)

東邦大学医学部の最も大きな特徴は、全学生数に対して、女子の占める割合がかなり高いということです。

2019年度入学者の実績では、男:女=61:39となっています。

この数値は全国82ある医学部の中でも上から8番目という数値であり、一位が東京女子医科大学という特殊な大学であることを鑑みるとかなり高い女子率であるということができます。

2018年度の入学試験で明らかになった全国医学部の女子差別。その中でも、「帝国女子医学専門学校」の伝統を受け継いでいる東邦大学医学部は女性に対して優しい大学であると捉えることもできます。

受験生としては「差別をしない」安心な大学としても、入学検討材料の一つになるのではないでしょうか。

自然科学系の総合大学である

東邦大学医学部は、看護学部、薬学部、理学部、健康科学部と多くの理系学部を抱えている自然科学系の総合大学である東邦大学の一学部です。

同じ大学内に、これだけ理系の学部が揃っていると共同研究も盛んに行われていると考えられます。

特に看護学部は同じキャンパス内にあり、多職種連携という意味では非常に意義のあるキャンパス配置になっています。

なお、他の学部ともカリキュラム上接する機会があるようで、さらに幅広い視点を身につけることができるようになると思われます。

補足情報として、医学部看護学部以外の学部のキャンパスは千葉県習志野に存在しており、大森キャンパスとの距離は比較的離れています。

カリキュラムがかなり前倒し

これから二つの画像をお見せします。

まずは東邦大学医学部のカリキュラム(2020年度現在)。

16カリキュラム(1~4年次)
東邦大学医学部の先取り型カリキュラム

次に対比として大阪医科大学のカリキュラム(2020年度)。

対比に用いる大阪医科大学のカリキュラム

両方のカリキュラムで注目してほしいのが「OSCE」と「CBT」という文字の位置。

※大阪医科大学ではOSCEがPrecc-OSCEという表記になっています。

東邦大学医学部では、3年次の終わりに。大阪医科大学では、4年次の終わりに設定されていることが分かります。

このOSCEとCBTという試験はそれまで学んできたことの集大成ともなる試験で、準国家試験という位置づけになっており、これをクリアしないと医師国家試験を受験する資格さえ得られない試験になっています。

今現在、日本に存在するほとんどの医学部が大阪医科大学のカリキュラムと同じ、「四年生の終わり」にOSCE、CBTの二つに試験を実施しています。

しかし、この東邦大学医学部と自治医科大学医学部では、この試験を「三年生の終わり」に設定しており、通常四年間かかる内容をぎゅっと凝縮して三年間で修められるようにカリキュラムを前倒しにしています。

この短期間で多くの内容を修めることには結構しんどいものがあるようですが、メリットとしては

  • 臨床研修(病院での実習)を一年間長く経験できる
  • 臨床でしか得られない知見や豆知識をその分多く習得できる
  • 実際の医者の生活、キャリアを見て目標を定めることが容易になる

などが挙げられるでしょう。

実際に医学部に通っている私としてはかなりうらやましい限りです。

臨床実習に出るまでは基本的に座学ですから、全てが机上の空論という感じで、早いところ患者さんの顔を見ながら勉強したいというのが本音です。

キャンパスが比較的コンパクトにまとまっている

大森キャンパス
東邦大学大森キャンパスの全体図。道路にまたがってキャンパスがあることが分かる。
https://www.toho-u.ac.jp/campuslife/caminfo/oomori.html〉より引用

後ほど行ってみたコーナーで詳しく解説しますが、東邦大学医学部のある大森キャンパスはかなりコンパクト

他にも看護学部の校舎が存在していますが、マップから見ても附属病院のエリアがかなり広いことが分かります。

ほぼ同難易度の医学部である日大医学部、昭和大学医学部と比較すると少々キャンパスが分断されがちではありますが、一か所にまとまって医学部の施設が存在していることが分かります。

総合大学の広大なキャンパスの一部が医学部というわけではないため、アクセス、視認性共に高いようです。大学の授業に遅刻しそう!!といった状況でもすぐに到着できそうです。

東邦大学医学部に行ってみた

ここまでは、東邦大学医学部について解説してきました。

このコーナーでは、東邦大学医学部がどんな大学なのか、そしてどんなキャンパスなのかおGちゃん(筆者)が実際に行ってみたので、その様子をお伝えします。

東邦大学自体のキャンパスは千葉県の習志野と、東京都大田区に存在。

医学部の存在する大森キャンパスは、品川駅や羽田空港にも近いことから都会型のキャンパスであるといえる

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目の前に突然現れた巨大な東邦大学医学部附属大森病院

JR蒲田駅から、徒歩15分ほど。東邦医大通りという名の商店街通りを抜けると突如として敷地が開ける。

ちなみに最寄り駅は他にも京急蒲田、JR大森駅があるそうだが、JR蒲田駅が最もアクセスが良いようだったのでこの駅を選んだ。

天気は晴れ、突如として飛び込んできた建物が大きくびっくりしてしまったがどうやらこれが東邦大学医学部附属大森病院だったようで納得。

ちなみに東邦大学医学部の附属病院は全部で三つあり、東京都には大橋病院(板橋区)、大森病院(大田区)、千葉県の佐倉病院(佐倉市)がある。

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東邦大学医学部正門、看板には大学院の看板も掲げられている。

東邦大学医学部を象徴するであろう正門の前に行くと、何やら真新しい感じのレンガ造りになっていた。

どうやら近年90周年記念で建て替えを行ったようで、道理できれいになっているわけだった。

レンガが神奈川県横浜市の赤レンガ倉庫のようで、医学部にしてはおしゃれな雰囲気

正面に大きな階段があり、その頂上付近に何やらモニュメントらしきものが見えた。

(後で調べたところ90周年記念に建てられた校章のモニュメントでした)

大学内には入らなかったが、事前情報では中にはコンビニと書店が併設されているよう。

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大学としての風格を感じさせる医学部本館。

少し右側に行くと、正門と同じつくりの門がもう一つ。

その奥に見える少々古めかしい建物は東邦大学医学部の本館で、歴史を感じさせる重厚感のある建築。どうやら有名な近代建築らしく、東京都でも存在が珍しいらしい。

95年の歴史を感じさせないその外観は、さすが旧八医科大学と言っていいと感じた。

ところで、この建物どこかで見たことがあるな、と思い調べてみると、どうやらNHK連続テレビ小説通称「朝ドラ」の「梅ちゃん先生」のモデルになっていたようで、これまた納得。

確かにあのドラマは女子医学専門学校のお話だった気がする。

ただ、キャンパスを一周回ってみたが、よく言えばコンパクト、悪く言えば狭苦しいキャンパスで少々予備校のような感じに感じられた。

お世辞にも、広々としたいわゆる大学らしいキャンパスライフを送ることのできるキャンパスには見えなかった。しかし、これに関してはやはり土地代の高い都会にキャンパスを持つある種宿命なのかもしれない。

なお、キャンパスマップでも確認できる通り東邦大学医学部にはプール、テニスコートなど運動設備が存在しない。

確認できるのは体育館と、医学部には珍しい学生会館棟(部活等の活動拠点らしい)。普通の医学部では学生会館棟がなく、その代わり運動設備が充実したりしているものであるため、そういう意味で東邦大学医学部の運動設備は貧弱であると言えよう。

今回、東邦大学大森キャンパスに行ったまとめはこんな感じ。

医学部のキャンパスには附属病院などが分割されてコンパクトに存在

医学部にしてはおしゃれな外観

東邦大学医学部のキャンパス自体は狭く、少し窮屈かも

東邦大学医学部の難易度

東邦大学医学部の偏差値は2020年現在、河合塾全統模試で

一般:67.5

となっています。

全国の医学部の中では比較的高い偏差値を出しています。

これは、旧八医科大学であるということもあってか、日本大学医学部、東京医科大学医学部と並ぶ偏差値です。

もちろん、医学部自体が難易度が高いため、それなりの努力をしないと入学することができません。したがって、東邦大学医学部に入学するには医学部合格者の平均レベル以上の努力が求められるということです。

2020年度現在、東邦大学医学部は一般での推薦入試、センター利用入試を実施しておらず、センター試験の最低得点率はデータが存在しません。

参考サイト〈https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam/deviation/deviation2.php

東邦大学医学部の学費は高いのか?

2020年度入学者の6年間納入金は

26,297,800円

※東邦大学医学部公式サイト(https://www.toho-u.ac.jp/info_exam/fee_nyusi.html)より算出

という金額になっています。

この金額は全国に31ある私立医学部のうち、7番目に安い金額となっています。

より高い大学には関西医科大学、より安い大学には自治医科大学があります。

全国の私立医学部の中ではトップクラスに安い金額となっており、偏差値と比較して考えてもかなりコスパのいい医学部であると考えてよいでしょう。

ただし、医学部の存在するキャンパス自体は比較的狭く、一度大学まで足を運んでみることもキャンパスライフを完全に想像するためには重要かもしれません。

東邦大学医学部の学費は私立医学部の中ではかなり安い

キャンパス環境を差し置いても、コスパが良い方と考えられる

東邦大学医学部の入試形式

入試形式(2020年度)

形式募集人数
一般入試85名
千葉県地域枠入試5名
付属校推薦入試25名
115名

東邦大学医学部の入試形式解説

表でも示した通り、東邦大学医学部の入試形式には3通りあります。

まずは、通常の形式である『一般入試』、卒後千葉県での就業を確約して学修金を受け取ることのできる『千葉県地域枠入試』、そして東邦大学付属東邦高校、駒場東邦高校からの推薦を受け付ける『付属校推薦入試』の3つです。

一般入試では、85人と最も多い人数を取ることから、最も多くの志願者が殺到し毎年高い倍率を維持しています。

千葉県地域枠に関しては、昨年度までの入学試験とは異なり、出願の段階で千葉県修学資金の受け取りを希望して受験する枠。つまりは、一般入試とこの地域枠の両方に合格した場合に、千葉県地域枠での入学が必須になる枠となっています。

また、東邦大学の付属校2校に通っている場合は、付属校推薦入試という枠で受験することが可能です。しかしながら、この枠は合格すれば入学を確約せねばならない枠となっており、他大学を受ける予定であるならば少々リスクのある入試形式となっています。

各入試形式の合格最低点(2019年度)

合格最低点 一般入試
点数251/400
得点率62.8%

※二次試験での合格最低点得点率を用い、小数第2位を切り上げて計算。

このデータからは、東邦大学医学部の一般入試のボーダーは大体6割前後であることが読み取れると思います。

ただし、6割+αの点数を取っておかなければ、ギリギリの合格か、ギリギリの不合格かになってしまいますから、できるだけ7割とるつもりで、結果的に6割を超えるぐらいの勢いが必要になってくるでしょう。

なお、東邦大学医学部では千葉県地域枠入試、付属校推薦入試の合格最低点が公開されていません。

東邦大学医学部の入試形式はここが特徴的!

まずやはり他の大学と比べて入試形式の種類が少ないところが特徴でしょう。

他大学であれば、AO入試やバカロレア入試など特殊な入試形式が多数採用されている場合がありますが、東邦大学医学部に関してはそうした特殊な入試形式がなく、ごく一般的な入試形式となっていることが分かります。

千葉県地域枠に関しても、受験日、試験内容自体は一般入試と全く同じですから、入学するための「枠だけが違う」というように捉えておくべきでしょう。

また、東邦大学には付属校があり、その付属校からの入学枠が毎年15人分あるようです。

ただし、2020年度入学試験に関しては、意図的にかは不明ですが一般入試枠を10名減らし、この付属校推薦枠を10名増やしていますから、偏差値の上昇目的などがあって一般枠を狭くした可能性もあります。

付属校推薦入試に関しては、付属校に入っていなければそもそも受けることのできない入試となっていますから、普通の受験生にはあまり関係のない入試形式となっています。

東邦大学医学部の入試形式は至極一般的

地域枠は一般枠と同じ日時に試験があり、内容も全く同じため注意

東邦大学医学部の入試攻略

各科目難易度

科目英語数学生物化学物理
難易度標準標準やや難標準やや易
形式マークマークマークマークマーク
※2017年度入学試験を参考に分析

※データは(https://www.melurix.co.jp/kouryakuhou/3001/)より引用

解答形式は全てマーク式

東邦大学医学部の入学試験の解答方式は、全ての教科においてマーク式であり、特別な対策が必要になってきます。

なお、科目自体は他の大学と同様に英、数、理の三科目構成となっており、理科は物、化、生の三つから選ぶことが可能になっています。

試験時間及び配点

入試形式\科目英語数学理科基礎学力
一般入試90分90分120分60分
千葉県地域枠90分90分120分60分
付属高校推薦入試非公開 非公開 非公開非公開
配点150点100点150点

東邦大学医学部の試験時間は教科により偏りがあり、英数がそれぞれ90分ずつ。理科が2科目合わせて120分の解答時間になっています。

また、特徴的なものとして『基礎学力』という教科が存在しており、こちらは配点こそないものの60分間もの時間を取っていることから、選考に利用されていると考えられます。

時間配分と点数配分を考えると、どうやら東邦大学医学部は相対的に数学が軽くなっており、『英語理科』の2教科に重きを置いている入学試験を実施しているようです。

つまりは、数学ができなくとも理科、英語さえできていれば入学後にも良い成績を収めてくれるだろうという意図がここから読み取れます。

東邦大学医学部は『英語・理科』に重きを置いている。数学が苦手なら目指す価値あり

試験時間は教科により異なるため、十分注意が必要

入試攻略方法

英語

東邦大学医学部の英語は、過去問を分析するとなかなかハードな英文を長文読解形式で課してくる傾向が強いです。

解答方式こそマーク式ではありますが、記述を普段から完璧に解けるだけの能力を持っていなければ対応できないくらいの難易度となっており、マーク式だからと言って油断は禁物です。

また私立医学部の入試でありがちな『医学系』の英文が頻繁に出題されており、生半可な知識量で挑むと返り討ちに合う可能性が高いです。

対策としては、『マーク式でかつ難易度が高く医学系の英文を扱う大学の過去問』をとにかく解いていくことができればよいでしょう。

ただ、当てはまる大学はそこまで多くはありませんから、常日頃から医学系の英文が乗っている雑誌を読むなど特殊な対策が必要です。

もちろん、東邦大学医学部の過去問はそういった問題形式の宝庫ですから、必ず一周はしておくことをお勧めします。

他にも、同難易度体の大学で同じく医学系の英文を扱っている日本大学医学部や、マーク式になれるためにセンター試験などの過去問を解いておくとなおのこと良いでしょう。

加えて、東邦大学医学部の入試英語では、穴埋めがほぼ毎年出題されており、正確な文法の知識を聞いてきます。

つまるところ、英語の文法が苦手なら参考書などを使って文法の知識を定着させておく必要があります。

東邦大学医学部の英語に適していると思われるのがネクストステージなどの英文法網羅系の参考書です。

もちろん、英語の参考書自体は多数存在していますから、自分の体質に合った参考書を選び取り組んでいくことが必要です。

参考書を解いてからは、ひたすら実戦に慣れるために先ほど述べたように過去問を次々と解いていくとよいでしょう。

東邦大学医学部の英文は『医学系』が多く普段からの対策が必要

細かい文法の知識が問われる問題も多く、文法は仕上げておく必要がある

数学

東邦大学医学部の数学は点数配分が他科目と比較して低いながらも、やはり少しでも多く得点すれば、他の受験生と比べて優位に立てるのは間違いありません。

ですから、できるならばやはり高得点を狙っていくのが筋です。

ただし、東邦大学医学部の数学はマーク式であり、かつ各問題に難易度のばらつきがあります(後半になるにつれ難易度の高い問題が多い傾向)。したがって、難しい問題を後回しにして、簡単な問題を確実に得点していくということが大切になってきます。

また、数列・ベクトル・積分が頻出分野であるため、この分野が苦手な場合はあらかじめ参考書などを使って苦手を潰しておく必要があります。

特に、積分は医学部受験において肝心要の分野であり、他大学を受験する場合でもこの知識は必ず活きてくるため、本格的に取り組むことをお勧めします。

東邦大学医学部の数学は、問題量こそ多くありませんが、時間内に確実に答えを導き出し、最も適している選択肢を選び解答せねばなりません。ですから、問題文の意図を適切に読み取る力、そして選択肢の中から素早く正答を選び出す要領の良さがあればなおのこと取り組みやすくなることでしょう。

対策としては、選択肢式(マークに限らず)の問題を多数解いておき、経験として蓄えておくこと。さらには、計算問題で最終的に正答にたどり着く確率を上げておくことやいわゆる『テンプレ』と呼ばれる数学の解法を暗記しておくことなどが挙げられます。

選択肢式の問題の対策に最も良いのは東邦大学医学部の過去問をひたすら解いてみること。そして似た傾向の大学の問題を解いてみることです。

似た傾向の大学と言われても、沢山ありすぎて分からないかもしれません。そこで、毎年旺文社から『全国大学入試問題正解』という、その年の大学受験入試問題を集めた良い問題集が発売されていますから、この中から見つけて解いてみるということがベストでしょう。

ここでポイントなのは、私立、国公立に限らず似た傾向の問題を解いていくということにあります。量をこなせば必ず解答形式に対する慣れも生まれ、いいことづくめです。

また、計算問題の正答率を上げるにはどうすればよいか?ということはよく受験生が疑問に思うことですが、これといった正解の勉強法はありません。ですから、自分の使っている問題集を解く場合などに毎回計算に気をつけながら解いていくというのが最も良い方法かと思われます。

ただし、本当に基礎から計算力を上げたい、受験で確実に通用するレベルまで短期で上げたいという場合は計算問題用の問題集が出ていますから、こちらに取り組んでみるのも良いでしょう。

最後に、東邦大学医学部の数学を攻略するために欠かせない、『テンプレ』の暗記ですが、これに関しては高校などで配られる教科書付属の問題集を使い繰り返し取り組めばよいでしょう。

もしも足りないなと感じた場合に限って、フォーカスゴールドやチャート式などの網羅系問題集を購入し取り組んでみるのがお勧めです。

なお、ここまでお勧めしてきた参考書については、別記事で解説していますのでそちらで改めて使い方など確認してみるとよいでしょう。

東邦大学医学部の数学はマーク式であり、特別な対策が必要

『テンプレ』と呼ばれる解法の暗記が非常に有効

生物

東邦大学医学部の生物は、他の科目と比較して難易度が少し高めです。

これは、東邦大学医学部が生物の知識を重視しているというメッセージでもあるのですが、受験生としてはどう攻略していくのかということの方が大切になってくるでしょう。

ここの生物の特徴としては、文章が長い問題が多いということが挙げられます。もちろん生物という科目の特性上、文が長くなることは他の大学でもあり得るのですが、東邦大学医学部ではそれがより顕著です。(むしろ意図的かも)

ですから、長い文の中から、解答に結び付くであろうキーワードだけをさっと抜き出すことのできる力が必要になってきます。

もちろん、馬鹿正直に文をすべて読んでも解けるのですが、それをしているとあっという間に時間が無くなってしまい、もう一科目分の時間を捻出できなくなってしまいますから、早めに解き終わることを目標に取り組まねばなりません。

(本番で時間がないと焦ってしまい、普段解けるものも解けなくなるのでなおさら注意が必要)

対策としては、生物の知識をしっかりとつけたうえで、長い文章題も解けるようにしておくことでしょう。

生物の知識に関しては、高校などで配布される問題集を解くことができるようになれば、基礎的知識に関しては完璧です。

プラスで応用的知識と、読解能力を同時につけようと思うなら、やはり参考書や問題集が必要になってきます。

お勧めの参考書は、他の記事で詳しく使い方なども一緒に解説していますから、合わせて読んでみてください。

また、生物の勉強法については、別で死ぬほど詳しく解説していますので、そちらの記事を参考にしてみてください。

長文の中から、キーワードを読み取って解き進めていく力をつける必要がある

本番中にひらめくためには、基礎的知識だけでなく応用的な知識も身につけるべし

化学

東邦大学医学部の化学は、大問3題から構成されていますが小問が合計40題前後と、応用力というよりも解くスピードが要求される問題構成になっています。

そして、どこか特定の分野から出題されるというよりも、どの範囲からも偏りなくまんべんなく出題されており、特定分野にヤマを張って得点を取りに行くという作戦は通じないようです。

対策としては、基礎的な事項の徹底的な暗記と、基礎的なコトを聞いてくる問題に対する時間内での解決力を第一に身につけるべきでしょう。

基礎的な事項の暗記には、教科書傍用の問題集を使い、何度も何度も繰り返し取り組むことによって定着させていく方法が最も良いでしょう。

そして、その問題集に取り組む中で『時間感覚』を研ぎ澄ませていくことができれば、一度に両方の対策ができますから、非常に勉強効率が良いです。

もちろん、他大学の受験を検討しているなら、さらに応用された問題を解くことができるようになる必要があるため、各参考書や応用用の問題集に取り組んでいくことができればベストでしょう。

いたずらに難しい問題ばかり解く必要はなく、基礎的な問題を完璧にすべき

同じ時間でもより多くの問題を解けるように、時間感覚を身につけるべし

物理

東邦大学医学部の物理は基礎~標準レベルの問題が多く出題される、いわゆる「高得点での争い」になってくる難易度になっています。

特に、数学が得意な受験生が多い医学部受験において、物理という科目は得点を取りやすい科目でありますが、逆に言えば少しでも落とせば、差になりやすい科目と言えるでしょう。

そんな中、東邦大学医学部に関しても、比較的やさしい計算や分かり易い問題が多く差がつきにくいとは思われます。

しかしながら、一部考察に長い時間を要する問題であったり、計算自体が煩雑な問題が出題されていますから、常日頃から「捨てる問題・捨てない問題」を見分けられるように対策をしておく必要があります。

特別な対策は必要ではありませんが、普段から問題集を解いているときに自分の苦手な分野を見つけておき、その分野からの出題があった場合は解答を後回しにしたり、最悪解かずに他の問題に時間を回すという作戦も一理あるでしょう。

また、難易度がそこまで高くないことから、普段から使う参考書や問題集には、比較的平易で理解しやすいものをチョイスする方がいいと考えられます。

難しすぎる問題集を使ってしまうと逆に解けなくなってしまう可能性もありますので、自分の目指すところに合った参考書・問題集をお勧めします。

問題内容が比較的平易で、解きやすい問題が多いため高得点での合格争いとなる

特別な対策は不要。自分の身の丈に合った参考書・問題集を使うべし

まとめ

東邦大学医学部は、95年を超える医学部としての歴史を誇る大学であり、これまでも数多くの優秀な医師を輩出してきた大学でもあります。

入試レベルは他大学と比較しても高いレベルにあり、入学難易度は高いかもしれませんが、各科目ごとに攻略をしていけば決して合格できないレベルではありません。

合格に近づく第一歩はまず大学を知るところから。

是非ともこの記事を隅々まで読み込んで、日ごろから努力を欠かさないようにしてください。

東邦大学医学部と同レベル帯の大学はこちら。

また、自分に合ったいい参考書を見つけるには、一定のコツがあり、このコツは他の記事にまとめていますので、ぜひ自分に合った参考書を見つけてみてください。

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