医学部で部活に入らないのは大正解〈入らなくても進級できます/生き抜けます〉

医学部生活
とある新入生
とある新入生

医学部に入ったはいいけど、部活には入った方がいいっていろんな人に言われる。

入らないと進級に不利になるよとか言われるし、周りの人もいっぱい入るって言ってるし、やっぱり入った方がいいのかなぁ?

部活をやりたいとおもったことなくて…。別に入らなくてもいいなら入らないんだけど…。

上記のような悩みに答えます。

この記事の内容

部活に入らないことが大正解な理由

部活に入らなくたって進級も人脈も困らない(実例も紹介)

部活に入らず医学部を生き抜くためのテクニック

この記事を書いている僕は今現在医学部3年生。

医学部で部活に入らず、既に半年以上が経過しました。

今回はその「部活に入らない(やめる)」という選択肢を選んだ僕だからこそ答えられる、「医学部で部活に入る必要ある?」という疑問に答えていこうと思います。

今、もし医学部の部活に入るかどうか迷っている、部活に入らないといけないのかな、と悩んでいる場合はかなり参考になると思います。

僕の言いたいこと伝えたいことを、最後まで書ききってます。

是非最後までお読みください。

スポンサーリンク

医学部で部活に入らないのは大正解

僕は、こちらの記事で「部活の選び方」等紹介しています。

ので、あまり大きな声では言えないですが、医学部で部活に入らないのは大正解だと思います。

その理由は以下。

✔時間が奪われてしまう

✔お金が奪われてしまう

✔奴隷根性を鍛えさせられてしまう

上記3つです。

なんだかブラック企業の要素を見ている感じですが、ブラック企業は少なくともお金はくれるので、そういう意味で医学部の部活は更に酷く見えますね。

それぞれ解説していきます。

医学部で部活に入ると自分の時間が奪われる

まず、部活に入ると、自分の時間がかなりの量奪われます。

練習や活動だけでなく、その前後にご飯に行ったり駄弁ったり。一回の活動で大体5時間ぐらい奪われます。

これの何が問題なのかちょっと挙げてみます。

✔十分な勉強時間を確保できない

✔自分のやりたいことをする時間がない

✔自分のことを考える時間がない

ざっと挙げてみましたが、時間が奪われるって結構デカいです。

✔十分な勉強時間を確保できない

医学部に入ってちょっとすれば分かりますが、大学受験の勉強よりもはるかに時間がかかります。

難易度も医学部の勉強の方が圧倒的に上です。

まあ、専門的な内容をやるわけですから、当たり前と言えば当たり前ですが。

普段のカリキュラムこなすだけでもかなり時間がないのにもかかわらず、そこに部活の時間まで入ってくると、そこまで手が回らないというのが正直なところです。

まあ、医学生はかなりハイスペックな方が多いので、それでもこなせるという人もいますが、部活に追われてる人は大抵再試験や追試験にかかったり、留年したりしています。

✔自分のやりたいことをする時間がない

勉強時間が確保できないなら、同じ流れで自分のやりたいことができない、ということにもなってきます。

自分のやりたいことが、「部活で運動して、普段のメンツと何も変わらぬ刺激の無い時間を過ごすこと」ならいいのかもしれません。

が、普通は自分でやりたいことってありますよね?

勉強だってそうですが、恋愛や趣味だってしたいでしょう。

部活に入るとそういうことに回す時間が無くなってしまいます。

✔自分のことを考える時間がない

部活に入ると、確かに友達や先輩、後輩は増えます。

運動をして、活動をして楽しい時間は増えます。

でも、「自分のこと」を考える時間が減ります。

自分の事を考えるとは、「自分を省みること」であったり、「将来の進路を考えること」であったり。要するに自分と向き合う時間が減るということです。

何も考えずにただ部活のために、友達のために尽くす。というのも、選択肢としてはありかもしれませんが、時には自分と向き合う時間も欲しいですよね。

部活に入ると、そんな時間は全て吹っ飛びます。毎日の授業と実習、部活で忙殺されます。

医学部で部活に入るとお金が奪われる

これは、僕のブログではたくさん記事にしていますので、そちらを参考にしていただければいいと思います。

簡潔に言うと、医学部に入るとたった1年で40万~100万円のお金が消費されます。

それだけのお金があればできることなんかたくさんありますよね。

買いたいものも、やりたいこともなんだってできます。

それだけの大金を消費しなければいけない「医学部の部活」、入らないのもアリだと思います。

医学部で部活に入ると奴隷根性を鍛えさせられる

医学部は部活というものしかなく、基本的にスタンスの厳しいところが多いです。

週何回活動するのが義務であるとか、この行事には参加しなければならない、など。

様々なところで強制してくるのが医学部の部活の特徴でもあります。

ちなみに、医者になってからも「つまらないことで」強制する空気があると聞きます。

例えば忘年会に参加必須だとか、そこでの出し物が必須だとかですかね。

批判する気はありませんが、こういう古い雰囲気って、他の業界ではとっくに淘汰されているのに医師の世界では残っていたりします。普通にパワハラですからね。こういうのって。

↓に日経メディカルの記事を置いておきます。医師の業界がいかに世間知らずか分かります。

忘年会二次会を走って逃げた研修医の思い出
こんにちは、総合南東北病院外科の中山祐次郎です。12月に入り、郡山では早くも2回、積もるレベルの雪が降っています。東京から新幹線でたった1時間20分ですが、こんなにも気候は違うものですねえ。

定年がなく、御老害が多い業界であるということも一因かもしれませんが、医学部の部活でそういった奴隷精神を育まれているというのも大きな要因だと思います。

医学部の部活は先輩に尽くしたり、OB、OGをもてはやしたり、そんなことばかりです。

よくある反論①:部活に入らないと進級できないし生き抜けない

時に、「部活に入らないと進級できないし生き抜けない」と言われる場合があります。

ですが、結論から言っておくと、

・部活に入らなくとも進級できるし、生き残りもできる

ですね。

そもそもですが、医学部の進級要件に「部活に入る」ということは含まれていません。

つまり、「入らないと進級できない」ことはあり得ません。もし、「部活に入らなかった」という事実だけで留年したのであれば、訴訟していいと思います(笑)。

そうでなかったとしても、多くの方が「部活に入る = 試験の情報を得られる →進級しやすくなる」という思考回路になります。

が、前提として、「部活に入る≠試験の情報を得られる」なので間違っています。

部活に入らなくとも、試験の情報は手に入りますし、友達伝いでかなりの深い情報まで知ることができます。そして、情報入手手段が発達している現代ですから、様々な情報を自分一人で手に入れることができます。

それら情報を使えば、試験対策はしっかりできますし、何なら上位の成績を収めることだって可能です。

また、部活に入らなくたって医学部で生き残っていくことはできます。(生き残り=ストレートで進級できる)

実際に、僕の大学にも部活に一切入らずに学年上位をキープして進級し続けている人が大勢います。

ですから、「医学部を生き抜いていくために部活に入る」という選択肢はあり得ないです。

よくある反論②:部活に入らないと人脈ができない

確かに、部活に入ると、「人脈」はできます。

僕自身も、入った当初に先輩方から聞いた勉強法などは今でも活用していたりしますし、何より情報の仕入れ方を知らなかった当時は、心強かったです。

が、結局のところ、

・部活に入らなくても人脈はできる

ですね。

事実、部活に入らずして教育系のバイト先で他の大学の医学生と仲良くなることは十分可能ですし、SNSやLINEを通じて医学部の先輩や後輩とつながることも全然できます。

今のようにソーシャルサービスが発達した時代では、オフラインでわざわざ絡まなくとも、多様な人と交流することが可能ですし、なんならもう「対面で」自分の時間を食いつぶすことも必要ありません。

「部活に入らないと…」というのはそういうサービスの無かった大昔の話です。

自分の気に入った人と、やりたいことだけをやればいいのだと個人的には思います。

部活に入らず医学部を生き抜くテクニックはたった1つ

実は、「医学部を生き抜く」という意味で、重要なテクニックはたった一つです。

✔情報強者になる

これだけです。

情報強者になれば、医学部生活が圧倒的に楽になります。

楽になる例が以下。

✔試験勉強が捗る

✔試験対策のアドバイスが得られる

✔CBTやOSCEなどの効果的な対策法を知れる

✔大学の教授などの前情報が得られる

✔就職活動などの事情を知れる

✔将来的な医師の世界を想像できる

etc...

全て医学部の進級を楽にするという意味で、また医学部内で生きていくうえで非常に大切になってきます。

医学部生活は完全に「情報戦」です。

例えば、定期試験であれば「どの教授はどんな問題を出すか、その問題と傾向と対策法は?」などを自分で考えていく必要があります。

そして得られた情報から、効果的な勉強法を模索して、その勉強法で試験に挑まねばなりません。

正解はありませんが、その情報をもとにして確実に試験に合格するための道筋を見つけなければならないので、本当に情報は大切です。

また、医者の就活である「マッチング」にも情報が大切になってきます。

「どこどこの病院は大変で、ハラスメントがあって…」などの情報は言わずもがなですが、自分の人生を確実に変えるものになります。

選ぶ病院で自分の医者としてのスキルがある程度決まってしまうわけですから、そこの情報は非常に重要です。

どうやったら情報強者になれるか?

ではどうしたら情報強者になれるか?

答えは簡単です。

・自分から情報を探す

ただそれだけです。

受け身になっていても、情報は自分の方から来てはくれません。

僕のブログでも、いずれ「情報強者」になる方法などを具体的に解説しますが、必ず自分から動いてください。

✔人脈を使って情報を得る

✔医学生専用の情報サイトに登録する

✔医学生が運営しているブログを読む

etc…

いくらでもやりようはありますが、とにかく自分からアタックすることが大事です。

情報弱者は大抵「与えられた情報」だけで判断します。

しかしながら、それでは自分にとって本当に有意義な情報は入ってきません。

僕もこのブログを作るに至るまであらゆるリソースを巡ってきています。グーグルをはじめとする検索エンジンで検索するもよし。人の意見を聞くもよし。

自分で行動することで、必ず得られる情報が得られますし、情報強者になり得ます。

この記事を読み終わった今、行動することが重要です。

僕のブログではこのような「医学部生活」に関する記事をたくさんアップしていきます。(今もたくさんあります)

ぜひお気に入り登録などしていただいて、定期的に情報を仕入れに来てください。

以下にお勧めの情報を置いておきます。そちらも是非参考にしてください。