
医学部に入ってiPadを買ったはいいけど、どんなアプリを入れていいのか分からない
難しいアプリは後からでいいから、最初に絶対に入れておくべきアプリを紹介してほしい
上記のような悩みを解決します。
・医学生がiPadを買ってすぐに入れるべきアプリ紹介
・簡単なアプリの内容解説
・実際のアプリ画面紹介(筆者の活用法紹介)
上記内容でお送りしていきます。
ところで、この記事を書いている筆者は勉強でのiPad利用歴が半年程度、iPad自体は初代から最新の機種まで触ってきており、かなり知識は豊富な方です。
この記事では、そういった経験から医学部生がiPadに入れるべきアプリを詳しく紹介していきます。
全て使った経験があり、強くおすすめできるポイントがあるアプリですので、安心してお読みいただいて大丈夫です。
おすすめのiPadはこちらの【おすすめは?】医学部向けのiPadを徹底比較してみたをお読みください。
また、iPadの選び方もこちらの【医学部】パソコンとiPadを徹底比較してみた〈どっち買えばいいの?〉で紹介しています。是非そちらもお読みになってください。
医学生ならiPadに必ず入れておきたいアプリ5選
早速、iPadの医学部生におすすめなアプリを5つご紹介していきます。
それが以下の5つです。
✔Goodnotes 5
✔i-暗記シート(イルカの暗記シート)
✔クラウド系アプリ
✔スキャン系アプリ
✔ヒューマン・アナトミー・アトラス2021
以上5つ。
それぞれ詳しく解説していきます。
Goodnotes 5
もう王道中の王道と言ってもいいですが、ノート系アプリの王様「Goodnotes 5」です。
かねてより、「Goodnotes」シリーズの評価は高いですが、5になってからはかなりUI(ユーザーインターフェース)が改善され、ノートアプリとして完成度が非常に高くなっています。
元々、僕はandroidのタブレット端末を使っていたのですが、当時androidにこのアプリがなく、代わりとなるノートアプリが全くないと言っていい状況でした。
もちろん、androidにもノート系アプリはあり、いくつか試していました。が、最終的にはiPadに乗り換えることで「Goodnotes」を使うようになりました。
使うことによって勉強効率や仕事効率が劇的に改善されるなら、「課金してでもいいものを」というスタンスの筆者ですが、そもそもandroidには課金したいと思えるだけの完成度のノートアプリがなく、実質このアプリの為だけにiPadに乗り換えたと言っても過言ではありません。
なお、このアプリのいいところは以下。
✔紙とほぼ変わらない書き心地
✔書いたものをPDFなどにして出力可能
✔画像を添付可能
以上ですね。
まず、「紙と変わらない書き心地」ですが、これは本当に驚異的なもので、本当に紙に書いているかのような感覚で文字を書いたり、マーカーを引いたりすることができます。
下の画像を見てください。

実際にアプリを使って英語のプリントに書き込んでいるところですが、本当にマーカーで書き込んだかのように見えませんか?
また、デジタルであることから「ラグ」を心配していたのですが、そんなこともなく、しっかりと「書いた瞬間に文字が書ける」という体験を可能にさせてくれます。
僕がこれまで使っていたandroidでは、そこまでの書き心地は実現できていなかったので、本当に驚きでした。

また、上記のように幅広いカラーのペンや、鉛筆を使うことが可能であり、各ノートの必要性に応じて変更することも可能です。
さらに、特筆すべきはその出力先の豊富さ。
ボタン1つで好きなページを、一瞬でPDFや画像に変換することができます。
この機能は、特に後述するような暗記アプリで使う時や、友人知人にデータを送る時に非常に重宝します。
そして、ノートを作る際にありがちな「画像の切り貼り」をデータで一瞬で行うことができ、ノートを作る時間も短縮することができます。
事実、僕はこのアプリを知るまでは紙でノートを作っており、
画像なども印刷 → 切り取り → 貼り付け という工程を経ていましたが、その手間がなくなり、一瞬でノートが完成するようになりました。
時間にして10分~15分程度の短縮ではありますが、その時間を勉強に回すことができるようになりました。
・ノートのアプリとして完成されている
・勉強効率を格段にアップさせることができる
・ノートとして使わなかったとしても、メモアプリとしての性能も超優秀
i-暗記シート
次に紹介するのが、「i-暗記シート」です。
このアプリはいわゆる「赤シート」の機能をそのままアプリに移し替えたようなものになります。
例えば、以下の画像を見てください。

筆者が実際にmedu4のテキストをGoodnotes 5に取り込み、そこで書き込んだうえでPDFに落とし込んだものをi-暗記シートに取り込んだものになります。
これに赤シートを適用すると以下のように。

しっかりと「赤字」は見えなくなり、「緑マーカー」で”なぞった”ところもちゃんと見えなくなっています。
つまり、現実世界の赤シートと全く同じ役割を果たすことができる、ということです。
ただし、ここで紹介した「i-暗記シート」にはより上位互換のアプリが存在しており、次項でこのアプリの良いところも含めて紹介していきます。
※2020年6月現在、後述の「イルカの暗記シート」にその機能が継承され、i-暗記シートのアップデートなどは減る模様
完全上位互換:イルカの暗記シート
「i-暗記シート」の完全上位互換のアプリが「イルカの暗記シート」になります。
アプリ製作者はi-暗記シートと同じ方で、あらゆる機能を使いやすく改良されたそうです。
このアプリと先ほどの「i-暗記シート」の良いところは以下。
✔現実の赤シートと変わらない使用感
✔デジタル化されているため、いちいち専用のペンやシートを持ち運ぶ必要がない
使用画面は以下のような感じ。

i-暗記シートとは異なり、「月課金制」ではありますが、比較的安価であり、またお金がかかっている分、ボタンなどがかなり使いやすくなっています。
また、i-暗記シートでは直接の文字書き込みができませんでしたが、イルカの暗記シートでは可能になっており、書き忘れなどをその場で書き込むことができるようになっています。

上記が赤シートを使用中の画像になりますが、「目に優しい赤色」になっているのもポイントでしょう。眼がチカチカすることなく、暗記そのものに注力することができます。
もちろん、赤シートの性能そのものはi-暗記シートからほとんど変わらず、相変わらず現実の赤シートと相違ない使いやすさです。
なお、両アプリともに共通することではありますが、専用の赤シートを持ち運ぶ必要がないのはもちろんのこと、赤色のペンを別で持ち運ぶ必要や、専用の緑ペンの必要性もなくなるため、持ち運ぶ「モノ」を減らすことができます。
ちなみに筆者は、iPad Proを所持しており、ほとんどの筆記はこれ一台で済むため、そもそも筆記用具を試験の時以外使いません。
また、暗記シートアプリで更にモノを減らせるため、かなり身軽に行動することができています。
・ペーパーレス、iPad勉強に必須
・持ち運ぶモノを減らすことができる
クラウド系アプリ(Google Drive,Dropbox)
iPadの外(ネット空間)にファイルを作り、そこに大量のデータを保存することができる、それがクラウド系アプリの魅力です。

✔iPadの容量に関わらず、沢山のデータを保管できる
✔いつでもどこでも「必要な情報」を友達や知人と共有できる
以上が、クラウド系アプリの良いところですが、筆者がおすすめするのは以下の二つ。
・GoogleDrive
・Dropbox
以上です。
それぞれ解説していきます。
Google Drive
GoogleDriveの特徴は以下になります。
・Googleアカウントさえあれば利用可能
・無料で使用できる容量が豊富
名前の通り、Googleが制作しているクラウドサービスになります。
Googleアカウントを持っていれば誰でも簡単に利用することができるため、今回紹介する二つの中では1番利用ハードルの低いサービスになります。

また、メールアドレスさえあれば大人数で共有することができるため、各大学での資料共有に使われることも多く、どんな人でも一度は使うことになる可能性が高いです。
Dropbox
Dropboxの特徴は以下になります。
・GoogleDriveの次に知名度が高く、使っている人が多い
・グループでの共有利用よりも、個人での利用が多い
クラウドサービスとしては老舗に当たり、歴史あるサービスになります。
使いやすさも折り紙付きで、ファイルの整理などでは高い評価を受けていますが、そのクオリティの高さから、無料で使える容量が少なく、基本的には月課金して利用する形になりそうです。
筆者が最初に導入したクラウドサービスであり、長く使っていてもセキュリティなどの面でも問題を生じていないため、おすすめできます。

・医学部で必要な沢山のデータを一か所に保存することができる
・医学部の試験情報を多くの人と共有することができる
スキャン系アプリ
・カメラで撮った写真をPDFに一瞬で変換できる
・写真そのものもPDFにすることができる
上記特徴から、大学で配布されるプリントや、必要な教科書・参考書を全てデータ化することができます。
例えば、紙のプリントであれば保管場所に困ったり、持ち運ぶ際に重くて大変だったりしますが、PDFにしてしまえば、全てデータとして保存することができます。
加えて、それらデータを先ほど紹介したGoodnotes 5などに入れられれば、書き込みに加え上書き保存なども可能であるため、勉強する際に非常に便利です。

上記のように、アプリ上に搭載されたカメラで書類など「文字の映った」ものを撮影することで、以下のようにPDF書類化できます。

上記のようにPDF化できれば、iPadで書き込みをすることもでき非常に便利です。
・たくさんある書類を全てデータ化して荷物を減らすことができる
・ノートアプリで書きこみ可能な形式にできる
ヒューマン・アナトミー・アトラス2021
・人体の解剖データを全て3Dデータで閲覧できる
・解剖の勉強用のクイズがたくさん収録されている
特に低学年の医学部生におすすめなのが、このヒューマン・アナトミー・アトラス2021です。
医学部における解剖は非常に何度が高いことで有名ですが、その際に一番難しいと言われる「立体感」を身につけることのできる貴重なアプリです。
もちろん、他にもたくさんの人体解剖アプリが出ていますが、このヒューマン・アナトミー・アトラスは昔から良質なコンテンツを提供していることで有名で、筆者自身もこのアプリにかなりお世話になってきました。

パソコンでも利用可能ですが、持ち運びできるという意味では、iPadにもダウンロードしておきたいところ。
特に、あまり長い時間解剖実習で体の構造のイメージをしにくい場合に非常に重宝します。
僕のブログでは、解剖を勉強する際に「五感」を使った勉強法をおすすめしていますが、この3Dアプリで視覚的に体の構造を理解しておくと、かなり楽に勉強を進めることができます。
まとめ:本当に良いアプリで人生変わります
さて、おすすめのiPadアプリを5つ紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
個人的にですが、iPadをもし購入した、または購入予定ならば「Goodnotes 5」と「クラウド系アプリ」の導入はほぼ必須であると言えます。
導入することでかなり勉強の効率はアップしますし、何より身の回りの持ち物が減るという理由でかなり生活が楽になりますからおすすめです。
僕のブログでは、今回のようなデジタル系の記事を始め、医学部生活にまつわる記事をたくさんアップしています。
ぜひ他の記事もお読みください。



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