
医学部の部活をやめたいんだけど、やめた後が怖い。
実際に辞めた人がいたら、やめた後の医学部生活がどうなったのかとか知りたい。
部活をやめるのはいいのだけど、その後何をしたいかまでは考えたことない。
上記のような悩みに答えます。
・医学部の部活をやめたらこうなった〈変化解説〉
・医学部の部活をやめて後悔してること
・医学部の部活をやめた後に始めたこと(僕の場合)
実は僕、医学部に通ってはいますが、一切部活に所属していません。
元々は2つも運動部を掛け持ちしていたのですが、どちらも辞めるに至りました。
今回は、僕が医学部の部活をやめたら結構大きく人生が変わったので、体験談を交えて詳しく解説していきます。
医学部の部活をやめた結果

結論から言うと、「人生が180度変化」しました。
もちろん、いい意味でも悪い意味でも変化したのですが、今ではどちらにせよ辞めて良かったというのが感想です。
部活に所属してた頃は、部活中心で毎日を過ごしていました。
先輩、後輩との関係性を心配しながら、試合や遠征、飲み会に掛かる時間やお金を心配し、勉強にも身が入らない日々。
部活をやめて清々した今思うと、「なんで部活入ってたんだろう」と思ってしまいます。それぐらい、医学部の部活をやめることは自分の人生に大きなインパクトをもたらしました。
医学部の部活をやめた3つの理由
僕が医学部の部活をやめた理由は3つあります。
・無駄なことが多い
・結局ただの馴れ合い
・別にやりたいことがあった
以上3つです。
それぞれ簡単に解説していきます。
無駄なことが多い
正直言って医学部の部活は
無駄なことが多い
です。
僕は、定期的に開かれる飲み会にも、活動の前後に行われるミーティングにも、他校との交流戦にも、あまり意味を感じませんでした。
そういった形式上のことに縛られるぐらいなら、もっと有意義なことに時間を使いたい、というのが僕の本音です。
(実は僕、運動部を兼部してました。そのつらさを医学部で兼部して地獄を見た話【ガチでつらかった事3つ】で書いているので興味があればお読みください。)
結局ただの馴れ合い
部活に一年強所属していて思ったことは、医学部の部活は「結局ただの馴れ合い」だということです。
その理由はただ一つ。
結局めちゃくちゃ上手いやつには勝てない
からです。
主にスポーツに限った話になりますが、小学生や幼稚園からその競技をやっている人間には、「大学始め」の人間は所詮勝てません。
東医体や西医体に行っても、優勝するのは100%小さいころからやってきた人です。
そういう中で、部活という体をしてまでその競技に没頭する気力は僕にはありませんでした。
別にやりたいことがあった
医学部の部活の悪口を言っているみたいになりましたが、僕が医学部の部活をやめた最も大きな理由は
別にやりたいことがあった
からです。
後述しますが、医学部の部活に消費している時間が多すぎたということもあり、僕が入学当初から取り組みたかったことにほとんど挑戦できていませんでした。
『部活をしている時間を、自分のやりたいことに回したい』その思いが最終的には部活をやめる最大の理由になりました。
医学部の部活をやめて変化したこと

医学部の部活をやめると、ありとあらゆることが変化します。
その中でも、以下の2つが大きく変化しました。
✔時間ができた
✔お金ができた
以上2つです。
この2つを具体的に掘り下げていきます。
が、先に後悔していることを書いておきます。
✔唯一後悔してること
医学部の部活をやめて実は、唯一後悔していることがあります。
それは、
部活でなければ話せなかった人たちとの交流の機会が減ったこと
です。
僕の場合、デメリットだけをみて部活をやめたため、「部活」という共通の話題が、友人作りに重要なものであることを悟ったのが部活をやめた後でした。
もしもう一度、選択の機会を与えられたとしたら、部活でしか交流できなかった人たちとの交流手段を別に見つけておいて、やめると思います。
医学部の部活をやめると人生イージーモードになります
さて、先ほど言った2点について体験談を交えて説明していきます。
✔時間ができた
✔お金ができた
上記2点です。
✔時間ができる
まず、圧倒的に自由な時間が増えました。
僕の場合、週2回活動する運動部を兼部していましたから、一回の活動を3時間とすると、活動時間が減るだけで、1週間のうち12時間がフリーになりました。
また、部活の前後1時間は、ご飯を食べに行ったり雑談をしたりとだべっていましたから、それら時間もフリーになると考えると、1週間で更に8時間がフリーに。
加えて、土日や長期休みに行われる試合、遠征の時間がフリーになったので、合わせるとけっこうな時間ができました。
それら自由になった時間を計算すると以下のようになります。
活動時間:週2回×3時間×2部活=12時間/1週間=48時間/1か月
前後の時間:週2回×2時間×2部活=8時間/1週間=32時間/1か月
月1回×8時間※×2部活=16時間/1か月
計:96時間/1か月
※1回の試合/遠征を8時間として計算。8時間以上の場合、その時間が丸ごと自由に。
合計で、1か月約100時間が自由になりました。
これが一年間続くはずだったと考えると、なんと約1200時間が自由になったことになります。
これに、定期的にあるコンパやOB会などの時間も入ってくるわけですから、自由になる時間は想像以上に多いです。
一般的に、何かに真剣に取り組もうと思うと、約200~400時間が必要だと言われています。
つまり、年間で自由になった時間で、自分の好きなことが沢山出来るわけです。
何かを真剣に取り組んで、実績を上げるもよし、芸術にハマって枝葉の知識をつけるもよし。
僕は後述しますが、この自由になった時間で、沢山のやりたかったことをやっています。
全ては自分の人生を豊かにするために。
部活をやめて、時間が沢山出来たことは本当にいい変化だったと思います。
✔お金ができる
そして、言うまでもありませんが、部活のイベントに参加しなくなるわけですから、一年間の出費もかなり抑えられます。
実際にどれぐらい抑えられたのか?
僕の事例を紹介します。
下の二つの画像を見てください。


9月が部活をやめる前、10月が部活をやめた後になります。
実に3万円弱のお金がフリーになったことが分かります。
ところで、この画像には少し注意があって、実は9月の段階で僕は部活を休部中だったので、部活の活動自体にはお金はかかっていません。
かかっているお金は全て、部活関係のご飯会などでかかったお金になります。
つまりは、9月は部活の「維持費」がかかっており、10月はその「維持費」がかかっていない、という見方をすることができます。
ということは、部活の維持費を削減するだけで、月に2万円強ものお金がフリーになったということになります。
ちなみに僕は一人暮らしで、ご飯などは すべて自炊です。外食は昼食を除きほぼしません。
この記事でも解説していますが、1つの部活の活動を1年間続けると、
約45~100万円
のお金がかかります。
部活をやめるとこれだけのお金が1年間でフリーになるわけですから、マジでやめて良かったと思っています。
後述しますが、これで節約できた金額を僕は自分のやりたいことに全力投資しています。
✔時間とお金でイージーモードに
部活をやめて、どれだけの時間とどれだけのお金がフリーになったかはお分かりいただけたかと思います。
と、ここまで言うと、時に「お前はそんなにお金が大事なのか?」と蔑みの目で見られることがあります。
答えから言うと、
「はい。僕にとって大事なのは1に命、2に家族、3にお金です」
となります。
部活をやることによる人脈や、やりがいは3の次、4の次です。
ここまでお金が大切だというのには理由がありますが、説明してると長くなります。
僕の尊敬するブロガーさんが、動画でまとめてくださってるので、それを見ていただければと思います。
※僕が医学部生に圧倒的におすすめできる、manablogさんのブログはこちら
そして、結果的に時間とお金を組み合わせることで、自分のやりたいこと、達成したいことに取り組めるようになり、将来に絶大なプラスの影響をもたらすことができるようになります。
その影響が、人生において大きなメリットとなるであろうことは明白です。
医学部の部活をやめて始めたこと

僕は、実際にフリーになった時間とお金で、やりたかった沢山のことを実際にやっています。
代表的なのが以下の3つです。
・バイト
・お金の勉強
・ブログ
以上3つ、僕の場合を例にして具体的に説明していきます。
バイト
まずは、部活をやっていたおかげで時間をまともに取れなかったバイトを始めました。
それまでも、短期のイベントバイトなどをやっていたのですが、稼げて1か月2万円くらい。
それ以外の収入も作りたい、ということで
✔フロントバイト
✔ライターバイト
✔試験監督バイト
等を始めました。
これらバイトを合わせると、月で10万円強になることもあり、現在では結構稼げるようになってきています。
ちなみに、良く医学部生おすすめのバイトで「塾講師」とか教育系が挙げられることがありますが、僕はそっちの方は今現在ほとんどやっていません。
他記事で、医学生おすすめのビジネスも紹介しようと思っているので、そちらでぜひお読み下さい。(6月下旬アップ予定。)
おすすめのバイトは以下記事で紹介しています。
お金の勉強
僕は、この記事を書いている2020年4月現在で、いくつか投資をしています。
と言っても、素人でもできるような簡単なものですが。
それら投資を始めたのも、「お金の勉強がしたい」と思ったからです。
医学生は、基本的に大学で「医学」のことしか学びません。教養科目はあるにはありますが、上辺だけで僕にとっては物足りませんでした。
例えば、僕は教養科目で経済学なんかを取っていましたが、「マクロ、ミクロ、りろんがどうちゃら」とか、本当に何の役に立つか分かりませんでした。
それよりも、実学(実際にお金を稼いだり増やしたりすること)の方が魅力的であったため、部活をやめてフリーになった時間とお金を、自分の為に投資して「実生活で使えるお金の勉強」を始めました。
お金の勉強をするようになってから、実生活での視点が大きく変わりました。
例えば、「これからの時代医者は食っていけなくなる」とか「将来的に保健診療がなくなるかもしれない」など、将来を考えるうえで大切な視点を身につけることができたのも、この「お金の勉強」のおかげです。
僕が実際に学んだ視点や、やってきたことは具体的にまとめて記事にします。(6月下旬~7月下旬にアップ予定)
ブログ
今、皆さんが読んでいるこのサイトがそうです。
このブログは2018年7月に立ち上げ、2020年4月現在1年9か月目です。
実は僕はブログを書き始めた当初、遊び半分で「稼げたらいいな」とか思っていましたが、まあそんな簡単には稼げませんでした。
その稼げなさに絶望し、しばらくブログ更新をさぼっていましたが、この数か月で死ぬほど真剣に書き始めました。
1年間のなあなあ期間を経て、最近復活してこうして記事を書いているわけですが、書く時間と労力を生み出せたのも、部活をやめたことが大きいと思っています。
今の目標は
ヒトの人生を変えられる記事を生み出し続ける
ことです。
そしてその結果として、月いくらかでも稼げたらいいな、という心境でいます。
時間とお金を作ればできることは無限大
ここまで、僕が部活をやめて個人的に始めたことを挙げてきました。
実際のところ、医学部の部活をやめると、本当にしたいことができるようになります。
思いつく限り具体例を挙げてみましょう。
✔趣味〈運動・読書・ゲーム・音楽・映画・旅行・DIY・漫画・テレビ・Youtube・ディズニー・カフェ巡り・デート・etc...〉
✔仕事〈バイト・起業・ブログ・Youtuber・etc...〉
✔勉強〈語学・留学・投資・経理・経営・法学・医学(外での勉強会など)・歴史・建築・ビジネス・プログラミング・etc...〉
まだまだありそうですが、多分何でもできちゃいます。
皆さんにも、時間とお金があったらやりたいこと、あると思います。
その時間とお金を作る一つの方法として、部活をやめるという選択肢があることも、頭の片隅に置いておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、僕の体験談を交えながら「医学部の部活をやめて人生変わった」という話をしてきました。
結構私見、偏見入りの記事ではあったと思いますが、そこは目をつぶっていただいて。
この記事が、「医学部の部活やめるのやばいんじゃないか?」と思って辞めるのをためらっている人の一助になればと思っています。
僕のブログでは、記事内でもご紹介しましたが、医学部生活にかかわる記事をたくさん発信しています。
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是非。
部活系記事、他にもあります。